Google Appsのメールは従来から「SPF」(Sender Policy Framework)によるメール送信元認証に対応していましたが、今回新たに「DKIM(DomainKeys Identified Mail)」という認証方法に対応しました。
メールがそのドメインに対して正しく認証された送信元から送信されたことを認証する技術で、今後迷惑メールの判定などに使われることが想定されます。
1.管理画面の「ドメインの設定」-「全般」から拡張版コントロールパネルに切り替えます。
2.「Advanced tools」の一番下にある「Authenticate email」というのがDKIMの設定画面です。
3.画面の指示に従い、DNSレコードを生成します。
4.生成されたTXTレコードをDNSサーバーに設定します。
5.暫く待ちます(最大で48時間)
6.設定画面の認証開始ボタン「Start authentication」を押す。
DNSのTXTレコードが確認できない場合はエラーが表示されます。
7.問題なければDKIMによる認証が有効になります。
DKIMの設定が正しく行われているか確認するにはGoogle AppsからGmailへのメールを送信すること確認できます。
DKIM認証されていると、メールの詳細部分に「署名元」という項目が表示されます。
また、メールのヘッダ情報を確認すると「DKIM-Signaturez」と「DomainKey-Signature」が追加されます。
2007年5月にメールの電子署名による送信ドメイン認証技術「DKIM」が「RFC 4871」として承認されました。